SEOは結局のところ被リンク対策 – ストックされるコンテンツと消費されるコンテンツの違い

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このブログはSEO対策を一切してないのでまったくもって説得力がないけれど、サイトへの流入数のことについてちょこっと書いておく。

かなり大雑把だけれども、ウェブコンテンツには「ストックされるコンテンツ」と「消費されるコンテンツ」の2種類がある。

自分のサイトがどちらのコンテンツを提供しているのか理解して取り組まないと、折角の努力が徒労に終わる。

なお、上級者にはたいして意味のない記事なので読まないでいいです。



コンテンツの種類

冒頭に書いたとおり、ウェブコンコンテンツには「ストック型」と「消費型」にわけられる。

たとえばこの雑記ブログは、消費されるコンテンツが過半を占めている。そもそもサイトの構成自体を消費されるコンテンツ用に組んでいる。なお、バズ部さんに迷惑かけるといけないので説明しておくが、このサイトで使用している バズ部謹製のXeory という無料テンプレートは、ストック型コンテンツを強く意識した仕上がりになっている。ただ、このサイトではそういう使い方をしていないだけだ。

消費されるコンテンツ

「消費型」のコンテンツとは2週間から1ヶ月程度で価値が無くなってしまうコンテンツで、訪問者のニーズに対して、解決案の提示がないページだ。

たとえば、ただの雑記や時事ネタ、炎上ネタなどもこの類に入る。

こういったコンテンツは、ソーシャルメディアやホッテントリなどに取り上げられることでPVを稼ぐ。

すなわち、もっとも大事な施策は「バズりやすいタイトルの付け方」と「記事をリリースしソーシャルに通知する曜日時間帯」ということになる。タイトルが良くて最初の段落にキャッチーなことを書いておけば、後ろの方はまともな文章でなくてもバズることがある。

また、言及されることにより多くの被リンクを手に入れることもできる。ビッグワードのSERPで一枚目を手に入れることもあるのだが、その期間はかなり短くて2週間もてばかなり良い方だ。それはすなわち年間でみればその期間のPVだけ「異常値」という状態だ。

折角手に入った被リンクも、リンク元の記事がよほどパワーのあるページからのものでないかぎり、そのテーマへの世の中の興味が薄れるとともに沈んでいってしまうため、それほどの価値を持たなくなってしまう。

バズを起こすことをコントロールできるのであれば、2週間毎にバズれば「異常値」を「正常値」にすることができるので、ドメイン評価も上がるのではないかと考えている。(この部分は仮定です。)

よくブログ系のSEOを語っているサイトなどで、被リンクのないページは “noindex” にしておけと書いてあるがこれはかなり大事だ。そのサイトに存在する総ページ数と被リンク数のバランスが良くなるのだ。

検索流入が無くかつ被リンクが無いページは、”noindex” ではなく削除してしまったほうが良い。こういったメンテナンスを丁寧にしていけるのであれば、手に入った被リンクは、サイトの資産となる可能性を多少なりとも秘めている。

消費型コンテンツのサイトは絶えずコンテンツを作り続けていかないとサイトのパワーが落ちてしまう。しかし、バズった時のPV数はストック型コンテンツとは2桁以上違うといったメリットがある。

こういった消費型コンテンツを利用してPVを稼ぐのが、ニュースメディアやキュレーションメディアだ。一つ一つの記事は消費型なのだが、それを集めて絶えず新しい物を提供することで安定的なPVを確保できる。

ストックされるコンテンツ

ストックされるコンテンツは訪問者に対して何らかの形で「解決策」なりメリットを与えている。

商品比較であったり、詳細な試用レポートであったり、ゲームの攻略法であったり、ソフトのインストール方法や使い方、プログラム言語の解説など、長い期間にわたって参考にされる情報だ。

ここ数年コンテンツSEOなる言葉が業界で盛んに言われているが、はっきり言ってそんなものはコンサル会社や制作会社が売上を伸ばす為に言いっている幻想でしかない。テキストや動画やページを成果物として納品できるので、被リンクだとか内部対策だとか言っても理解できないリテラシーの低い経営者から金を巻き上げるのにかなり都合が良い商材なのだ。

ストック型のコンテンツを作るプランを提示し、そのコンテンツを配置するサイト構造まで指導してくれるSEO業者が「コンテンツSEO」と言うのであればそれは信頼してもよいだろう。そういったサービスは、「コンテンツSEO」という言葉が出現する以前から優秀なSEO業者により行われていた。

そもそも、ある特定分野のSEOを業者に相談した場合、その分野についてはSEO業者よりも依頼者のほうが詳しいわけで、業者側が依頼者よりも優秀なコンテンツを作れることはまず無い。従って、コンテンツSEOを業として提供するということは、依頼者という「井の中の蛙」が作ったコンテンツを編集し再構成して一般の人々に伝わりやすくするという編集者として業務を提供することがメインとなる。

こうやって作られたコンテンツは、Google がいう「価値のあるコンテンツ」になる可能性が高い。

ちなみに、ストック型コンテンツの場合にはページの削除は余程のことがない限り行わない。それぞれのページがサイト全体の中で固有の役割を持つので、通常は削除でなく同じURLのまま改善作業を行っていくのが常道だ。

サイト構成などの内部対策がしっかりしていれば、SERPで二枚目~三枚目ぐらいまでは意外と簡単に上がってくる。

但しこの先は、良質な被リンクを複数本手に入れるか、SERPにおけるCTRを改善する施策を打っていかないと順位を上げていくのは難しい。良質な被リンクを持っているサイトを上位に表示するというポリシーは、Googleがサービスを始めてから一貫して変わっていないのだ。

ストック型コンテンツのメリットは、ビッグワードからロングテールまでの幅広い範囲で、かなり長い期間メンテナンス無しでオーガニック流入を作ってくれることにある。

以上でこの記事の主題についての記述はおしまいです。ここから下は読まないでいいです。

最後に雑記

アフィリエイトやる人がWPを好むのは、ストック型と消費型をうまくハイブリッドに使えるからなんだろな。

固定ページとカスタムポストタイプ(CPT)でストック型コンテンツを作り、必要なら投稿記事で消費型コンテンツを作ることが簡単にできるんだもの。

CPTがメンドウだったら、フロントページとカテゴリトップのデザインを変更してキーワード対策をし、そのディレクトリ配下にロングテール用の記事をぶちまけるだけでも良いよね。

ところで、このサイトに書いている記事の内容って、前日にお客さんやら社内やら業者さんの前で言いたくても言えなかったことを書いたのが結構ある。まだ開設1ヶ月なんだけど精神衛生上かなりいい。トイレで独り言で大きな声出すとか無くなった(笑)。

お客さんのとこや紹介で面談した業者さんとかに自分が素で思ってることを言うと、たいてい大問題になるんだよね。だから、いつもニコニコ「なるほどですね~」とか「さすがですね~」とだけ言って流すようにしてるんだけどね、むちゃくちゃストレス溜まるんだよね。

そんな話、増田に落書きするかパスワード掛けたサイトでやれっていうのもあるんだけど、どうもそれだとストレス発散になんないんだよね。

なんでだろ。

まぁ、さすがに職業倫理上お客様の秘密を漏らしたりはできないんだけど、このブログは落書場所としては最高です。

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